「東西南北」の八つの方位には、それぞれの方位を表すことや関係することなど、方位の意味と言えることがあります。
それを『象意(しょうい)』と呼びます。
また、その方位がアナタにとって吉方位(良い方位)のときに出かけることで、その方位の象意が良い効果としてアナタに現れます。
この良い方位に出かけることを「方位を取る」という言い方をします。
ここでは「東北の方位はどんな象意があるのか」というお話をしてまいりたいと思います。
【東北】は「土」の方位
九星気学・風水学で方位や星の動きを見るために使う「方位盤」があります。
その基本になるものがこちらの『後天定位盤』と呼ばれるものです。
見ていただけると分かるように、東北には「八白土星」が入っています。
つまり、東北は八白土星の方位ということです。
八白土星は『五行』で言うと「土」の星です。
雪山が連なる東北
北には大きな山があって、そこから大小いくつもの雪山が東北には連なっています。
この連なる山から「継続する」ということと、大小の山の高低差から「大きな変化」という「象意(意味)」が生じます。
『大きな変化』と『継続』の東北
「大きな変化」は「改革」や「変革」、「改善」と捉える(とらえる)こともできます。
それは人生や生活、人間関係、仕事などのあらゆる場面に大きな変化を与えます。
たとえば転居や転職、転勤といったことに影響がある方位ということです。
「継続」というのは「相続」「後継者」とも捉え、たとえば財産や家督の相続だったり、事業の後継者などに影響を生じさせる方位ということになります。
財産や家督の相続という面で、東北は「長男」を表す方位でもあります。
「土」が指すもの
上図の後天定位盤をもう一度見ていただくと分かるように「土星」の星が八白土星のほかにもあります。
中央に五黄土星、南西に二黒土星、つまり土星は3つあるということです。
その3つの土星は一直線に並んでいます。
東北と南西は同じ「土」の星ですが相反する象意を持ちます。
「土」に関連する象意として東北と南西には「不動産」があります。
同じ不動産でも、東北は上物である「建物、家」、それに対して南西は「土地」を指します。
冬から春へ!夜から朝へ!
東北の方位は季節に例えると「冬から春」に変わる時期です。
時間なら夜中の終わりから日の出前の朝を迎えるときです。
十二支では「丑(うし)」と「寅(とら)」にあたります。
植物に例えるならば、土中の種から根が伸び始めて、地上に芽を出すのをジッと待っている状態です。
まとめ
ここまでのお話で、簡単にではありますが「東北」の方位がどんな意味を持つのか、どんなことと関係しているのかということがおわかりいただけたかと思います。
でもアナタはいったいこれらの象意をどうしたらいいのか?と思うかもしれませんね。
それはアナタにとって東北の方位が吉方位のときに旅行などに出かけて、良い気(エネルギー)を取り込む行動や『祐気取り』と呼ばれることを行うと、ご紹介した象意が良い結果としてアナタに現れるのです。
東北の方位を取ると
たとえば
・良い転職先が見つかって仕事が好転する
・良い引越し先が見つかって人生が好転する
・事業に良い後継者が現れる
・立派に育った長男に良い形で財産と家督を譲ることが出来る
・良い新居に巡り会える
などの良い変化が生じます。