「東西南北」の八つの方位には、それぞれの方位を表すことや関係することなど、方位の意味と言えることがあります。
それを『象意(しょうい)』と呼びます。
また、その方位がアナタにとって吉方位(良い方位)のときに出かけることで、その方位の象意が良い効果としてアナタに現れます。
この良い方位に出かけることを「方位を取る」という言い方をします。
ここでは「東の方位はどんな象意があるのか」というお話をしてまいりたいと思います。
【東】は「木」の方位
九星気学・風水学で方位や星の動きを見るために使う「方位盤」があります。
その基本になるものがこちらの『後天定位盤』と呼ばれるものです。
見ていただけると分かるように、東には「三」が入っています。
三は九星のうちの「三碧木星」を指します。
つまり、東は三碧木星の方位ということです。
三碧木星は『五行』で言うと「木」の星です。
朝日が昇る【東】
東北の連なった山がなくなり、海または大きな川が広がるところから朝日が昇るのが「東」の方位です。
一日の始まりに加えて、すべての始まりを表します。
また、五行の「木」にあたることから成長する方位でもあります。
つまり、成長し始める方位ということです。
勢いよく動き出す方位とも言えます。
『はじまり』『成長』『発展』の【東】
「始まり」「成長」「勢いよく動き出す」といった情景から、さらに「若い」「発展」「伝達」「音」「強いエネルギー」といったことなどにも関連性があります。
たとえると「元気で動きの激しい男の子」「速い乗り物」「電話」「メール」「音響機器」など。
目に見えないもので言うと「健康」「情報」「勉強」「仕事」といったことを表します。
目覚めの朝!春!
季節に例えると「春」、そして時間帯にすると日の出からしばらくの時間にあたる「朝」です。
目を覚まして学校や会社などに出かける時間といったところでしょうか。
十二支で言うと「卯(うさぎ)」ですから、まさに勢いよく飛び跳ねる姿そのものを表す方位ですね。
まとめ
ここまでのお話で簡単にではありますが「東」の方位がどんな意味を持つのか、どんなことと関係しているのかということが、おわかりいただけたかと思います。
いったいこれらの象意をどうしたらいいのか?と思うかもしれませんね。
あなたにとって東の方位が吉方位(良い方位)のときに旅行などに出かけて、良い「気(エネルギー)」を取り込む行動や『祐気取り』と呼ばれることを行うと、ご紹介した象意が良い結果としてアナタに現れるのです。
その象意とは「成長」や「発展」「仕事」「勉強」「健康」。
これらの運気がアップするということです。
たとえば
・お子さんの無事で豊かな成長の願いたい。
・ご主人のお仕事の成功、昇進といった意味での発展を願いたい。
・受験をひかえているお子さんの合格祈願。
・学校の成績をアップさせたい。
・家族の健康を祈願したい。
・良い情報をキャッチしたい。
などというときには「東」の方位を活用しましょう。